Q&A

腰の痛み

腰は全然痛くないのに、少し歩くと足がだるくなり少し休むとまた歩けるのですが?
このような、症状を訴えられる患者さんがたくさんおられます。病院で、腰のレントゲンを撮影するのは、腰からくる腰部脊柱管狭窄症(腰の神経が通る通路がせまくなる)が原因になることが多いからです。歩行中に、少しずつ狭い通路を通る神経が圧迫を受け、神経への血流が低下して脊柱管狭窄症が発症するのです。最近ではタレントのみのもんたさんが、この病気で手術をうけましたが、投薬(神経の周りの血流をよくする)やブロック注射などの方法でも、多くの患者さんは症状が改善します。しかし、注意をしなければならないのは、足の動脈硬化症(血管が硬くなる)が悪化して、慢性動脈閉塞症の患者さんにも非常によく似た症状が現れるのです。当クリニックでは、このことを念頭に入れて2つの病気を鑑別しております。上記の症状でお悩みの方は、ぜひ一度御相談ください。