太陽を浴びることが骨によいと言われたのですが?
骨の形成に必要なカルシウムは、そのままでは体に吸収されにくい栄養素です。たんぱく質やビタミンDなどと一緒に摂ることで、吸収率を高めることができます。ビタミンDは、肝臓と腎臓で酵素の働きを受け「活性型ビタミンD」に変化し、小腸からのカルシウムの吸収を促し、骨の新陳代謝を促進するという、大切な役割を果たしています。さけ、さば、うなぎなどの魚類や、きくらげ、マッシュルームなどのキノコ類にビタミンDが多く含まれています。牛乳には、ビタミンDやタンパク質、乳糖などが含まれており、手軽に効率よくカルシウムを摂り入れることができます。ビタミンDは食事から摂る以外にも、日光(紫外線)を浴びることにより、皮膚でつくられます。血液中のビタミンDの80%は皮膚由来で、残りの20%が食べ物由来です。バランスの良い食事と、適度な日光浴が効果的です。