Q&A

骨粗鬆(しょう)症

骨粗鬆(しょう)症で薬を約1年間しっかりと飲み続けましたが、骨密度検査で、骨量があがっていません。薬が効かなかったのでしょうか?
骨粗鬆症の骨折防止に関係する骨の強度は、骨強度=骨量+骨の質(骨の大きさや形、骨代謝の状態など)ということが分かっています。そのため骨粗鬆症の発症には骨量だけでなく、骨の質の良し悪しも関係していると考えられています。(骨密度検査は骨量のみを測定しています。) 薬をしっかり飲んでいれば、その中には骨密度が増えない患者さんもおられますが、骨の質が改善され、その結果骨強度があがり、骨折防止効果が十分認められることが報告されています。薬をしっかり飲めているかは、非常に大事なことなのです。