四十肩、五十肩は冷やすといけないから、シップは温シップのほうがいいのではないでしょうか?
温シップは患部を温める?(冷シップは患部を冷やす?)
温シップとは正確にいいますと、温感タイプの湿布薬のことをいいます。温感タイプは、湿布の基材にトウガラシのエキスを練り込んであります。冷感タイプはハッカ、メンソールのエキスを練り込んであります。このため、温感タイプは局所がカッカ(冷感タイプはスースー)としますが、実際には薄手の湿布で表面温度を1℃上げる程度、厚手の湿布では基材に水分の含有量が多いため、逆に1℃くらい表面温度は下がると言われます。
実際の湿布の役目は、その中に含有している消炎鎮痛薬が患部に効いて炎症を抑えるということです。したがって、温感タイプの湿布が局所を温めること、冷感タイプの湿布が冷やすことを目的に貼るわけではありません。ということで、実際局所を温めるには、貼るカイロを使用することがおすすめです。ただし、低温やけどには気をつけて下さい。また、実際局所を冷やす必要があるときには、氷水や冷水を用いてください。
どちらのシップかという結論は、自分にあったほうで、気持ちいいと感じるほうでかまいません。