肩をこわさないようにするためのウォーミングアップ時の簡単な肩のチェック方法は?
投手が肩をこわさないようにするためには、肩峰下滑液包や腱板の腫れがひっかかれば、すぐに投球を休まなければなりません。普通の人ならこの状態で肩を水平以上に挙げることはできませんが、よく鍛えられた投手では挙げることもできます。しかしながら、1㎏をもった場合には、かなり努力しなければ挙げられないものです。
ウォーミングアップ時の簡単な肩のチェック方法の1つとして、選手は(特に投手)1㎏の鉄アレイをもって、前・横・後ろへ挙げます。肘を伸ばしたまま、肩を90度以上に挙げることのできる選手は投球してもかまいません。(肩の高さより高く、軽く挙がることを確かめます。肩に炎症があると腕が挙がらず、身体を曲げてしまいます。)これができないときや努力して挙上しているようなら、投球中止(ノースロー)としたほうがよいでしょう。
投球中止(ノースロー)後も肩の痛みが続く場合や、一旦痛みが消失しても投球すれば肩の痛みが出現する場合などは整形外科専門医を受診されることをお勧めします。