検査のご案内

超音波検査エコー

体に無害な超音波を当てて検査します。

従来は、整形外科領域ではあまり使用されなかったエコーですが、最近は機械の進歩によりCT、MRIの解像度に負けないほどになり、整形外科領域の運動器 (筋、腱など)にも応用されるようになって来ました。
当クリニックでは最新のデジタルエコーを全ての診察室で導入し、肩関節、肘(ひじ)関節、膝(ひざ)関節、大腿部(ふともも)、下腿(ふくらはぎ)などの検査を行ないます。
野球、サッカーなどのスポーツ障害(野球肩、野球肘、膝の靭帯損傷、大腿部や下腿などの肉離れ、アキレス腱断裂、アキレス腱周囲炎など)、五十肩や肩の腱板断裂、軟部腫瘍(しゅよう)などを詳しく検査することができます。

エコーの利点

① 無侵襲で、診察室で手軽に使えます。検査は痛みや危険性を伴わないため繰り返し行うことができます。
② 検査中、患者さんと一緒に検査画面を見ることができ、その場で検査結果がわかります。
③ 肩関節など動かしながら筋や腱などの動きを確認できます。
④ 検査は痛みや危険性を伴わないため、繰り返し行うことができます。
⑤ その他の MRI、CT検査にくらべて検査費用が安くなります。
⑥ エコーを見ながら同時に治療ができます。これはエコーをみながら、痛みの原因となっている場所(発痛源)に注射の針を誘導し、可能な限り高精度に薬液を注入し痛みをやわらげることができます(例:エコーガイド下ブロック、エコーガイド下Fasciaリリース注射(fasciaに対する『エコーガイド下ハイドロリリース』。詳しくはこちら(一般社団法人日本整形内科学研究会(JNOS)のHP)を参照)。また打撲や肉離れによる血腫(血のかたまり)をエコーで認 めた場合なども同様にしてエコーガイド下で注射針を誘導し血腫を吸引します(抜き取ります)。

※運動器分野の使用に関して、超音波検査(エコー)は、人体に害が無いため妊娠中の方でも検査が可能です。

当クリニックでは最新の超音波診断装置を導入しています。

キヤノンメディカルシステムズ社製の最新型の超音波診断装置を導入しています。通常クリニックではあまり導入されない高精度の装置です。従来は、整形外科領域ではあまり使用されなかったエコーですが、最近は機械の進歩によりCT、MRIの解像度に負けないほどになり整形外科領域にも応用されるようになって来ました。筋肉などの軟部組織、関節、腱などを詳しく観察することができます。

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超音波検査エコー

  1. 肩関節のエコー検査中の様子です。女性はお風呂上がりのようにバスタオルをまいていただきます。
  2. リアルタイムに画像を観察できますので、その場で患者さんと画像を見て確認しながらの検査が可能です。
  3. 実際に画像をプリントアウトし、気になる部位が見つかれば、写真を見ながらご説明いたします。
  4. ふとももやふくらはぎの肉離れ、アキレス腱周囲の炎症や断裂などの検査にも超音波検査を行います。

骨密度検査

骨粗鬆症の予防、早期発見のために、
骨密度検査を受けられることをお勧めします。

高齢化社会に伴い、骨粗鬆症(※1)の患者さんが増加しています。女性の場合、更年期以降にホルモンのバランスが変わりますので骨密度(※2)が大きく低下し、骨折しやすくなります。特に、大腿骨頸部(ふとももの骨)の骨折は、寝たきりの原因となる場合が多い危険な骨折です。骨折を防ぎ、骨粗鬆症を早く発見する為に、現在では骨密度検査は欠かすことのできないものとなっています。骨密度に関しての検査やお問合せは、お気軽に当院まで。
※測定ではX線を用いていますが、ごくわずかなので、安心して検査を受けていただけます。

骨密度検査

レントゲン室で、椅子に座り片手を入れるだけで検査の準備が整い、約30秒間で検査測定が終了します。負担が少ないうえ、正確でスピーディな検査です。

※1
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、骨量が低下することによって骨に鬆(す)が入ったような状態となり,もろく折れやすくなる病気です。
※2
骨密度とは、簡単に言えば骨の丈夫さや硬さのことです。これが低下すると骨がもろくなり骨折しやすくなります。